廃タイヤ由来骨材TDAの用途、制度条件、市場性を整理。日本での成立条件を検討。
TDA(廃タイヤ破砕骨材)の位置づけ整理
2026-03-04
TDAとは何か
TDA
Tire Derived Aggregate
廃タイヤ破砕骨材
使用済みタイヤを
・ワイヤー分離
・規定粒度に破砕
・土木用途サイズに調整
地中材料として利用。
物性整理
・密度 約0.5〜0.8t/m³
・土砂 約1.8〜2.0t/m³
・高透水性
・弾性あり
・断熱性あり
石材の単純代替ではない。
日本で一般的か
主流とは言いにくい。
背景
・廃タイヤはほぼ全量有効利用
・主用途は熱利用
・砕石供給が安定
既存市場が成立している。
設計標準
・土木標準仕様での位置づけは限定的
・材料選定の優先順位は高くない
存在はするが普及材ではない。
制度条件と市場性
制度面
・保管量規制
・火災対策
・許認可取得
・周辺合意
技術より立地条件が影響。
原価構造
設備
・数千万円〜1億円規模
原価
・電力
・人件費
・償却
・管理費
年間処理量が損益を決定。
市場成立条件
・軟弱地盤対策
・軽量盛土
・擁壁裏込め
・排水用途
・振動低減
単価競争ではなく設計合理化。
TDAは廃材処理手段ではなく、複合機能材料の一種。
軽量
排水
弾性
構造全体で評価する材料。
日本では限定用途材。
成立は制度条件と需要の継続性次第。
参考:TDAと廃タイヤ由来ラバーアスファルトの違い
| 廃タイヤ由来ラバーアスファルト | TDA | |
|---|---|---|
| 形状 | 微細なゴム粉・グラニュール | 破砕された大きなゴム片 |
| 主用途 | 舗装のバインダー改質 | 土木工事の骨材 |
| 施工場所 | 道路表面 | 地中の盛土・裏込・排水層 |
| 性能向上点 | ひび割れ抵抗・耐久性向上 | 軽量・排水・振動低減 |
| 素材加工 | 粉砕・分級 | 破砕・ワイヤー除去 |