免許視力項目

2026-02-20

前提

運転免許の視力基準は静止視力(いわゆる生体視力)。

両眼0.7以上、片眼それぞれ0.3以上など。

測定はランドルト環。

静止対象を識別する能力の確認。


疑問

運転は動的環境。

前方車両、歩行者、自転車、標識は相対的に移動。

夜間、雨天ではコントラスト低下。

高速域では視対象の接近速度が増大。

静止視力のみで妥当か。


動体視力とは

移動する対象を識別する能力。

速度変化への追従。

瞬間的な情報処理速度。

加齢で低下傾向。

競技スポーツでは重視されるが、交通安全との関係は検証余地。


想定される利点

危険予測能力の指標化。

高齢ドライバー評価の一要素。

夜間事故との相関検証余地。

単なる矯正視力値との差別化。


想定される課題

測定装置の標準化。

導入コスト。

更新講習時間の増大。

医学的エビデンス不足。

静止視力との重複評価。


制度設計上の論点

基準値の設定方法。

合否判定に使うか参考値に留めるか。

年齢区分導入の是非。

事故統計との相関データ整備。


補足

タイヤ性能評価では静的試験だけでなく動的試験が必須。

制動距離、ウェットグリップ、耐ハイドロなどは動的条件。

一方、人間側評価は静的中心。

機械側は動的、人間側は静的という非対称。


結論未定

現行制度が不十分と断定はできない。

ただし動的視覚能力を評価していない可能性。

事故統計と視覚能力の相関分析が先。